2024.12.19.Thu
今日のおじさん語録
「世界はあなたのためにはない。/花森安治」
特集/ぼくのおじさん物語 『月光荘おじさん』 3

月光荘おじさんの
手紙をおすそわけ!

資料提供/水野スウ

ここでは、水野スウさんが月光荘おじさんにもらった数え切れないほどの手紙の中から一部をお借りして、読者のみなさんにおすそわけ。メールの文面では絶対に伝わらない、月光荘おじさんの真心のシャワーを浴びてほしい。ああ、こんな素敵な手紙をもらえたら、人生はどれほど豊かになるんだろう? ぜひみんなも、大切な誰かに手紙を書いてみよう。

信じることが人の幸福

「父のぬくもり」静かによませて頂いております。
信じることが人の幸福でしょうね。毎日まじめにはたらいております。
「銀の椅子」よい人をみつけなさるね。「結」これぞ個性の匂いがただよってきましよ。まじめにはたらく人は小さくてもたのしいのです。そしてそれが人のためになるのでしょう。あってみたい人でしね。よろしく。

 雨のシャワーになって

手紙にしたいのだががまんします。書きたいことでいっぱいなのです。セントラルパーク。トットちゃんの一言。酒造りも。そしてひとしずくのあめ。

すうさんによってどんなに教えられはげまされるか。只々感謝のみ。

雨のシャワーになって洗ってあげたい。

春の宵。30年前に私の女の子が「一雨が降ってきた水だまりに花がさく」と唄った。感げきしました。

どうかお便り願います。銀の椅子にモウ一人紹介します。大本教の出口王仁三郎の孫さんでしよ。住井すゑさんの仲ま。

いい人はたくさんあるようで少くないもんね。あんたは随分とびまわっているのね若いとはいえ感心しています。情熱を炎しことこそは人生だと思います。おからだ大切に。

涸れないしょうずのように

ねんど先生と子供達。

つねコの瞳。涸れないしょうず(※清水)。

みんなうれしいです。

コピーはできるだけ明るいのを私に下さいね。

おあしすの鳥と語る。もとてもたのしかったです。私も鳥とお話しができるからです。

いつもいつも気にかけて頂くのはこの上ないうれしさです。

毎日ていねいに生きるように涸れないショウズのように心がけております。

ただはたらきます

28日 暖かい光で庭一面のスミレ。一片の曇なき青。

〝光りは色なり〟

やわらかく美しく愛らしく。

唄が一世を風びしたのもわかります。

スミレはレンゲと同じく野の花で品高く匂あまし。

日本の野の花は画家も植物学者もほめるのも道理。

うれしい日本。たのしいわが庭。便りのできる友あるも格別によし。相棒さんも元気かね。やさしすぎるといふことはないでしょうね。

すべて協力の世の中。あしたから三月よ。四月は早くくるから用心しています。

ただはたらきます。いい事もあるでしょう。

思いでが多いほど幸せ

また一つお願します。他人様にみて頂くのは一番かたよらないでいいと思います。そして作文の本職にみて頂くと自信がつきます。
今年も学校納期で猫の手でもといふ時です。
四月中旬でいっぷくできます。
モウ半年近くもあっていないのでしね。
猫の木の下を探したといわれたがだれも思いでがあるのでしょうね。思いでの多いほど幸せだったと思います。ドンナバカなことでもね。人生にバカなことの多いほど楽しい思いでになるのでしよ。ね。白秋はバカの中で死んでゆきました。バカに意地をはった男でした。女に恥をかかせまいと。

新顔お迎えうれしいな

本が生れる。まちています。

よくやりましね。その中へ私しのやっかい物を差こんでもらって全く恥かしいね。たいへんおせわ様になりぱなしです。

一生けんめいいい物を作ります。

独創品ばかりです。(専門家仲間の)生きがいがあります。

本棚あけてあります。新顔お迎えうれしいな。

すうの書店です。

喜んで死ねる幸福

ごきげんいかが。
銀の椅子は静かによみました。
哀れさをもたない人は幸福。
哀れさをもった人も幸福。
なにもかも一つにかけてきた
人は生きがいのある仕事ができるのではないでしょうか。
いつも生涯の勉強になります。読むのをやめようと思ってもやめられません。死ぬ日まで読むのでしょうね。そして喜こぶのでしょう。喜こんで死んでゆくのは幸福なのでしね。

虹の中へ

私は子供の頃走れるようになってゐたから4才位からでしょうね。虹の中はどんなに美しい子供達がゐるかしら 中に入りたいばっかりにカケ出した。
となり村行ってもダメで帰ってきた。小学校へ入ってから先生に話したら虹の中に土がないから落っこってしまうよと言はれてやめました。それがエノグ屋になったのも運命がつながってゐるのかね。

ていねいに暮らすこと

たくさん頂きました。ちょっといっぷくしてよみました。心あたたまるものばかりです。あなたにならいたいことばかりです。
私も毎日はたらいていますがはかどらないことばかり、でもせっせとやる他ありません。
根かぎりやります。これが人生とさとるようになりました。つづけられるだけが人生でしよ。ていねいに暮しことばかり考いています。

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