『ぼくのおじさん』
創刊にあたって
文・写真/山下英介
はじめまして。『ぼくのおじさん』編集人の、山下英介と申します。
かれこれ20年ほどメンズファッション、とりわけラグジュアリーと呼ばれる分野の雑誌編集を手がけてきました。洋服が本当に大好きで、思いっきり背伸びをしながら、いろんな国を旅して、世の中でいちばん格好いいものや、スタイルを追いかけ続けた、20代から30代。その刺激的な日々の中で得たモノや情報は、きっと自分という個性を形づくるうえでは欠かせない、血肉になってくれたでしょう。
でも、それよりずっと自分の心を養ってくれたのが、〝ぼくのおじさん〟たちとの出会いです。
ファッション雑誌を製作する過程で会ったいわゆる業界人のおじさんや、彼らの証言を通してその存在を知った、今はなき伝説のおじさん。お洒落で、物知りで、決して単純な善人とはいえないけれど、社会で生き抜くために必要な〝知恵〟や、新しい価値観を授けてくれる彼らの存在は、郊外都市の核家族で育った僕にとって、ようやく出会えた〝ぼくのおじさん〟だったのです。
つまり満男にとっての寅さん。
少年ジェラールにとってのユロおじさん。
1960年代の若者たちにとっての伊丹十三さん。
そして45歳になった今、心から思うわけです。異なる価値観を持った人間同士が断絶しつつあるこの社会において、〝ぼくのおじさん〟と出会えた自分は幸運だった、と……。
そんなわけで、Webマガジン『ぼくのおじさん』を創刊します。
お洒落なおじさん。
物知りなおじさん。
食いしん坊なおじさん。
ときには、ちょっといかがわしいおじさん……。
ここでは、ぼくが今まで出会ってきた魅力的な〝ぼくのおじさん〟たちの存在を、皆さんにどんどんご紹介したいと思います。そしてぼく自身もまだ知らない〝ぼくのおじさん〟たちと、これからも出会い、皆さんといっしょに学んでいきたいと思います。
ちなみに、ここでいう〝ぼくのおじさん〟とは、決して年齢や性別で定義するものではありません。両親や先生からは得られない、大切な〝気づき〟を与えてくれる人。ネットで検索しても出てこない〝知恵〟や〝文化〟をもっている人。新しい世界の扉を開いて、ぼくたちの背中を押してくれる人。そんな存在は、若者だっておじいさんだって女性だって、みんな〝ぼくのおじさん〟!
1960年代のレストラン「キャンティ」しかり、1970年代の喫茶店「レオン」しかり、かつて社会には、素敵な〝ぼくのおじさん〟と出会える場所がありました。メディアとしての『ぼくのおじさん』を、そんなサロンのような空間に育てていきたいと思います。
1976年生まれ。LEON(主婦と生活社)、MEN’S EX(世界文化社)などの編集部員を経て、2009年から2020年までMEN’S Precious(小学館)のファッションディレクター、クリエイティブディレクターを務めた、メンズラグジュアリー&ファッションメディアのスペシャリスト。現在は「週刊文春」「文藝春秋」(文藝春秋社)のファッションページのディレクションなどを手がけつつ、「ぼくのおじさん」を運営。
伝えたいこと
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お知らせ
なんともうすぐ90歳!
小林泰彦さんが
47年ぶりの
ヘビーデューティー本
「ヘビトラ大図鑑」を
出版するぞ!
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お知らせ
11月2〜3日開催!
P.J&CO.が提案する
奥深いヴィンテージ
シルバーの世界にようこそ
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お知らせ
ヴィンテージ好きも
モード好きも必見!
オーストラリアの新鋭
「Atelier Lavoro」が
日本初上陸
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お知らせ
この熱量を伝えたい!
鴨志田さんと坂田さんも
やってくる
コラボコートの
POP UP STORE
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お知らせ
8月3日〜4日!
平野史也さんの
オーダーイベント、
ここが見どころ! -
お知らせ
「ぼくのおじさん」
公式ストアをチェック!
これがリアルな
スペインの
おじさん御用達! -
お知らせ
実物はもっとすごいぞ!
HAN SHOEMAKERが
「ぼくのおじさん」のアトリエで
トランクショーを開催!
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お知らせ
極上生地を無造作に!
「ぼくのおじさん」と
赤峰さんが
バケットハットを
つくった!
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お知らせ
コヒーレンスの
ポップアップストアで
〝ぼくのおじさん〟
スタイルを手に入れよう!
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お知らせ
みんな集まれ!
「ぼくのおじさん学校」が
本屋B&Bで始まるよ -
お知らせ
「ぼくのおじさんと
珈琲FAROの
チャリティ蚤の市」
結果報告!
みんなで〝寄附〟について
考えよう。
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お知らせ
すごい商品と見どころを
ちょっとだけ紹介!
「ぼくのおじさん」と
珈琲FAROの
チャリティ蚤の市
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お知らせ
11月25日に開催!
「ぼくのおじさん」の
チャリティ蚤の市 -
パリの「ぼくのおじさん」通信
ヴィンテージウエアと
ノブナガパリを
ごちゃ混ぜにしたら
見えてきた
松下貴宏さんの世界 -
パリの「ぼくのおじさん」通信
もう、ただの服でいい。
パリの日本人デザイナー、
松下貴宏さんは
どうして〝変な服〟を
つくり続けるのか? -
パリの「ぼくのおじさん」通信
「ぼくのおじさん」と
パリのLUTAYSが
正真正銘の
クラシックな
ベレー帽をつくった!
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お知らせ
1点ものの
スーツ生地でつくる!
『赤峰幸生の暮しっく』
専用ブックカバー -
お知らせ
「ぼくのおじさん」が
パパスのウェブマガジンを
つくった!
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お知らせ
スーツを着るとき、
ネクタイを締めるとき。
〝ネクタイマエストロ〟の
動画を見よう! -
お知らせ
写真とワードローブで味わう
『赤峰幸生の暮しっく展』 -
お知らせ
若きジェントルマン、
阿由葉銀河くんが学ぶ!
〝ナポリ仕立て〟の
入門編にして決定版、
デ・ペトリロの真髄 -
お知らせ
『赤峰幸生の暮しっく』を
手に取ってくれた方、
またはこれから
手に取っていただく
方へ伝えたいこと
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お知らせ
『赤峰幸生の暮しっく』に
興味をもってくれた皆さんへ -
お知らせ
ぼくたちのネックウエア
「スカーフタイ」を巻いて
街へ出よう! -
パリの「ぼくのおじさん」通信
ジャーナリスト・
ジャン・ミシェルさんのエレガンス -
お知らせ
ぼくのおじさん&モンブラン
『赤峰幸生の万年筆講座』開催! -
お知らせ
『ぼくのおじさん』
創刊にあたって