2024.11.19.Tue
今日のおじさん語録
「礼儀作法は、エチケットは、自然にその人間に湧いてでてくる。/山口瞳」

1点ものの
スーツ生地でつくる!
『赤峰幸生の暮しっく』
専用ブックカバー

撮影・文/山下英介

『ぼくのおじさん』が2022年秋に出版した『赤峰幸生の暮しっく』。皆様のおかげで、販売部数は当初の目標としていた1000部を突破しました! そのうち約20%が海外での販売というとても興味深い現象をはじめ、この一冊から様々な化学反応が生まれています。お買い求めくださった方々に、深くお礼を申し上げます。

1年間以上をかけ、これ以上はできないというほどの取材や印刷過程を経てつくり上げた『暮しっく』ですが、編集人にはひとつだけやり残したことがありました。それはスーツ生地を使った限定仕様の表紙です。実は、長年オーダースーツをつくっている赤峰幸生さんの事務所には、スーツにもジャケットにも足りないような1点ものの余り生地が、たくさん眠っています。その素晴らしさは赤峰さんのことですから、推して知るべし。尾州で織らせた「AKAMINE ROYAL LINE」のオリジナルをはじめ、英国産のツイード、フランネルなど、洋服好きならよだれが出そうな生地ばかりです。眠らせておくなんてもったいない! これらの生地を貼った写真集をスペシャルバージョンとしてつくれたら、まさしく一生モノの一冊になるのでは?と・・・。

しかし印刷屋さんに相談したところ、相当ハードルの高い作業だということが判明しました。1種類の生地を使うだけなら簡単なのですが、1枚1枚カタチや特性の違う余り生地を「これは使える、使えない」と検証、裁断し、手作業で貼り付け、その上に印刷を施していくのは至難の業。やってやれないことはないのですが、非現実的なコストになってしまうため、諦めるほかありませんでした・・・。

しかし写真集が発売されて半年以上経って、編集人はふと思いました。「わざわざ貼らなくても、ブックカバーにすればいいじゃん!」と。なんで今まで気づかなかったんだろう!? そんなわけで、『暮しっく』のサンプル本を置いてくださっているリフォームショップ「心斎橋リフォーム」さんにお願いし、早速ブックカバーのサンプルをつくってもらいました。これが素晴らしい完成度なんです!

中央にはAKAMINE ROYAL LINEの織りネームが!
写真集をしっかりホールドできるように、封筒のような構造に。
着脱の際は、写真集の表紙と裏表紙をバンザイさせるかのごとく、思い切り開いてください。これによって本が傷むことはありませんので、ご安心を。
背中にも芯が入っているので、写真集にしっかりフィットしています。
少し薄手の生地の場合、保形性を高めるために裏側に芯地を入れています。
ツイードのような分厚い生地は、芯地なしで。

ただ生地を畳んで縫うだけではなく、生地の特性によっては裏側に芯地を貼ったり、背の部分にも堅めの芯を縫い込んでくれたりと、本にしっかりフィットし、ズレにくく、読みやすいようつくってくれています。生地とテーラリングを知り尽くした「心斎橋リフォーム」さんならではの、まさしくサルトリアルなブックカバー! 決して安いものではありませんが、これなら、自信を持って皆様にお届けできます! 

概要と注文方法は以下の通りです。

●価格は5,000円+税(税込5,500円)
●完全受注生産
●2023年7月1日〜7月22日までを受付期間とし、ご注文くださった方には7月23日から先着順で発送させていただきます。
●8月10日までにすべての発送を終了させていただきます。
●生地の選択はこちらにお任せください。

どんな生地のブックカバーが届くか、楽しみにしていてください!

全て1点もののため、生地はこちらで選ばせていただくことになりますが、すべて赤峰幸生さんが見て触れ、選び、仕立てて納得した生地ですから、ご安心ください。汚れやすいホワイト系の色や、赤峰さんが好まない高番手のツルツルした生地は使いません。ブックカバーとしての長年の使用に耐える生地を厳選して製作させていただきます。

どんな生地のブックカバーが届くか、楽しみにしていてください。そして、このブックカバーとともに『赤峰幸生の暮しっく』を、末長くお楽しみください!

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